料理だけでなく、掃除や美容にも活用できる魔法のような粉、重曹を使ってワラビのアクを抜く方法です。ワラビが柔らかくなり過ぎず、美味しいお浸しとして食べれます。
重曹でワラビのアクを抜く方法
ワラビの穂先に付いている綿のような部分を、指で取り除きます。面倒な作業ですが、穂先はアクも強いし、食感もあまり良くないので取った方がいいです。 |
鍋に2リットルの水を入れ、沸騰させます。沸騰したら重曹を加えて溶かします。 |
穂先を取り除いたワラビを、タライや桶、鍋などに入る長さになるように、根元の方を切って調整して、容器に並べ入れます。 |
重曹が溶けたら、火を止めて少しおき、粗熱を取ってからをワラビに流し入れます。 |
ワラビがお湯から顔を出さないように、お皿や落し蓋などを乗せ、そのまま涼しい場所で一晩置きます。 |
翌日の様子です。深緑色に変色しています。 |
深緑色に変わた水を捨て、流水で軽くワラビを洗った後、綺麗な水に取り替えて、1~2日くらい晒して苦みを取り除きます。 |
完成
食べてみて苦みが無ければ、アク抜き終了です。 |
備考
弱アルカリ性で繊維を柔らかくして、膨らませてくれる弱アルカリ性の重曹で、ワラビのアク抜きをします。灰を使ってアクを抜く方法とは違い、使う重曹の分量が多かったり、少なかったりすると苦味が残り、失敗してしまうことがあります。また、熱すぎるお湯を使うと細いワラビなどは溶けてしまうので注意してください。もし苦味が残っているときは、1リットルの水に大さじ4(36g)小麦粉と、塩小さじ2(12g)を溶かして火にかけます。ダマにならないように、しっかり溶かすようにしてください。沸騰したらワラビを入れ、弱火にして様子を見ながら煮ます。煮終わったら冷水に入れて冷まし、ぬめりを洗い流します。ぬめりが取れたら綺麗な水に10分くらい浸けておきます。たぶんこれでリカバリー出来ると思います。 |
灰を使ってアクを抜く方法 |