さやえんどうが成熟して、大きくなった実がえんどう豆になります。同じ緑色をしたあんこにすんだがありますが、こちらは枝豆から出来ているので、まったく違う物になります。うぐいすあんは、名前からも分かるように、うぐいす餅やきんつばなどの生菓子によく使われます。春の新緑の季節にぴったりのあんこです。
うぐいすあんの作り方
前の日に、青えんどう豆を水に浸けておきます。水の量は豆の3倍くらいがいいと思います。 |
渋きりをします。豆を浸けていた水ごと火にかけて、沸騰したらザルにあけてお湯を捨てます。 |
新しい水に替えて、もう一度同じように沸騰したらお湯を捨てます。 |
渋きりが終わったら冷水に浸けて冷まします。塩茹での時は皮を柔らかくするために重曹を使いましたが、今回は皮を剥くので使いません。 |
豆が冷えたら、綺麗な緑色にするために、青えんどう豆の薄皮と、発芽の部分を取り除きます。終わったら鍋に戻し、指でつまんで軽く潰れるくらいの柔らかさになるまで茹でます。 |
柔らかくなったら濾し器に空け、お湯を捨てます。ボールに水を張り、その中で豆を裏漉しします。 |
裏漉しが終わった状態です。 |
漉し布に流し入れ絞ります。ここで出来るのが生餡です。多めに作った時は生餡の状態で冷凍保存します。使う時は自然解凍して使います。 |
生餡の重さを量り、砂糖の量を決めます。 |
鍋に生餡と砂糖を入れ、弱火で好みの固さになるまで、弱火でよくかき混ぜながら練り上げます。あんこが跳ねる場合がありますので、火傷に注意してください。 |
好みの固さになったら、バットなどに空け冷まします。冷えると少し固くなるので、気持ちゆるいくらいでいいです。色が抜けてしまったので、緑の食紅を少し水に溶かして色付けしました。 |
完成
うぐいすあんの完成です。 |
備考