身欠きにしんの作り方と下処理・保存方法
身欠きにしんは、北海道で昔から食べられてきた伝統的な保存食です。新鮮なニシンを開いて天日干しにすることで水分が抜け、旨味が凝縮されます。出来た身欠きにしんは、発酵による酸味と旨味が楽しめるニシン漬けや、山菜のウドと一緒に作るウドと身欠きにしんの煮物などにも使えます。また、カルシウムやDHAなどの栄養素も豊富な食材です。
ここでは、保存性の高い本干しにしんの作り方と下処理、乾燥、保存の方法を写真付きでわかりやすく解説しています。
身欠きにしんの材料・分量
| 生ニシン | 2匹 |
新鮮なニシンを使うと、臭みが少なく美味しい身欠きにしんが作れます。
1:北海道伝統の身欠きにしんの作り方|前準備
銀色に光るウロコを綺麗に取り除き、内臓を残したまま一晩干します。身欠きにしんは脂が多く、身が柔らかくて崩れやすいので干してからの方が身が引き締まって処理がしやすくなります。 |
2:身欠きにしんの下処理と乾燥
翌日 頭を切り落とし内臓を取り出します。そのあと三枚おろしにして血合いなど綺麗に洗い流します。血合いが残っていると臭いと腐敗の原因になります。 |
天日で乾燥するまで干します。干す期間は、本干しなら約1ヶ月くらいで、カチカチになるまで干します。ソフト(半干し)なら、目安として1〜2日くらいです。天気の悪い日は、冷蔵庫または涼しい場所で扇風機を弱くかけて乾燥させます。 |
3:身欠きにしんの完成
しっかり乾燥させた本干し身欠きにしんの完成です。 |
自家製の身欠きにしんを作る3つのコツ
内臓を出さずに「極寒」で一晩干す
塩を使わない分、雑菌が繁殖しやすくなります。必ず気温が5度以下(氷点下が理想)の寒い夜に、風通しの良い屋外で干してください。
一晩干すことで表面の水分が飛び、生の状態よりも三枚におろしやすくなります。
「腹骨」と「黒い膜」を完全に削ぎ落とす
塩を使っていないので、腹部の脂から酸化(油焼け)が進み、嫌な臭いが出やすくなっています。
三枚におろすとき、腹骨と一緒に周辺の脂が強いところを大胆に削ぎ落とし、内臓側の黒い膜も綺麗に取り除くようにしてください。
ピチットシートや冷蔵庫を活用する
塩気がないため外干しだけだと腐敗のリスクがあります。おろした後は、「ピチットシート(脱水シート)」で包んで冷蔵庫に入れ、1?2日しっかり水分を抜くほうが安全です。
その後、改めて風通しの良い場所で仕上げの乾燥を行ってください。
保存期間の目安と保存法のポイント
冷蔵保存の目安は、冷蔵なら約2〜3ヶ月、冷凍庫なら約6ヶ月
乾燥した身欠きにしんは保存袋や密閉容器に入れ、湿気や高温を避けることで風味と旨味を長く楽しめます。
まとめ
冬の寒さが醸す、あなただけの「黄金の身欠きにしん」です。市販品では決して味わえない、ニシン本来の澄んだ甘みと芳醇な香りです。
寒風にさらされ、旨味が極限まで凝縮していく時間は、冬の手仕事ならではの贅沢です。この冬、最高の一枚を自分の手で仕込んでみませんか?
関連リンク(ニシンを使ったおすすめレシピ)
よくある質問(FAQ)
Q. 身欠きにしんはどのくらい干せばよいですか?
晴れた日が続けば2〜4日ほどで乾燥します。身が硬くなれば完成です。
Q. 雨の日でも作れますか?
冷蔵庫や涼しい場所で扇風機の弱風を当てて乾燥させる方法でも作れます。
銀色に光るウロコを綺麗に取り除き、内臓を残したまま一晩干します。身欠きにしんは脂が多く、身が柔らかくて崩れやすいので干してからの方が身が引き締まって処理がしやすくなります。
翌日 頭を切り落とし内臓を取り出します。そのあと三枚おろしにして血合いなど綺麗に洗い流します。血合いが残っていると臭いと腐敗の原因になります。
天日で乾燥するまで干します。干す期間は、本干しなら約1ヶ月くらいで、カチカチになるまで干します。ソフト(半干し)なら、目安として1〜2日くらいです。天気の悪い日は、冷蔵庫または涼しい場所で扇風機を弱くかけて乾燥させます。
しっかり乾燥させた本干し身欠きにしんの完成です。