白味噌の作り方
米麹と大豆、塩で作る米味噌の作り方です。塩分濃度11%の設定で作っています。
塩分濃度の計算が少し面倒ですが、記載している分量で作れば11%になる予定です。
塩分濃度の求め方ですが、全体の量の11%が塩という事は、米麹と大豆、大豆の煮汁の合計の重さは89%という事になります。下に塩の量を決めるための計算式を書いてありますので参考にしてください。
乾燥麹を使用する場合は1Kg使用します。
塩の分量は、煮た大豆の重さで変わります。
【関連リンク】
・大豆のレシピ
・麹のレシピ
・調味料のレシピ
米麹と大豆、塩で作る米味噌の作り方です。塩分濃度11%の設定で作っています。
塩分濃度の計算が少し面倒ですが、記載している分量で作れば11%になる予定です。
塩分濃度の求め方ですが、全体の量の11%が塩という事は、米麹と大豆、大豆の煮汁の合計の重さは89%という事になります。下に塩の量を決めるための計算式を書いてありますので参考にしてください。

材料
生米麹 | 1.5Kg |
大豆 | 1Kg |
大豆の煮汁 | 150cc前後 |
塩 | 450g |
焼酎又はホワイトリカー | 少量 |
塩蓋用の塩 | 適量 |
乾燥麹を使用する場合は1Kg使用します。
塩の分量は、煮た大豆の重さで変わります。
【関連リンク】
・大豆のレシピ
・麹のレシピ
・調味料のレシピ
白味噌の作り方
![]() 寒い時期なので、10時間~12時間くらい水に浸けました。 |
![]() 煮始めるとアクが出てきます。吹きこぼれの原因にもなりますので、取り除いてください。 |
![]() 大豆の煮汁は後で使いますので捨てずに取っておいてください。 |
大豆が茹であがったら、少し多めに煮汁を残してザルに空け、大豆の重さを計ります。この重さで使用する塩の量が決まりますので、忘れずに計ってください。 今回は2000gになっていました。 |
塩分濃度の計算
塩分濃度を11%で計算する場合、出来上がりの味噌の総重量に対して、11%が塩と言う事になります。
言い換えれば、塩以外の重さが89%になります。
計算方式は、茹で上がった大豆の重さ+米麹の重さ+大豆の煮汁(種水)=89%となります。
なので、今回の場合 2000g+1500g+150cc=3650g これが塩以外の89%となります。
塩以外の重さ、3650g÷89%=塩を含んだ全体の重さ、4100gとなります。
塩を含んだ全体の重さ、4100g-塩以外の重さ、3650g=塩の量 450gとなります。
麹の塩きり
![]() 上記の計算方法で割り出した塩450gを、一粒一粒バラバラにした米麹と合わせます。 米麹の作り方 |
![]() 塩切り麹を作る理由 麹に塩をまぶすことによって麹の水分活性を下げ、麹菌自体の発育を抑えます。発育を抑えられた麹菌は自己融解を起こして、お味噌をおいしくさせるための酵素を出すようになるからだそうです。 |
大豆を潰す
![]() 今回は楽をするためフードプロセッサーを使ってみました。 綺麗なビニール袋に詰め、足で踏んで潰してもいいです。 |
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![]() 米麹と大豆を合わせる時は、大豆が冷めてから混ぜ合わせないと、麹菌が熱で死んでしまいます。 |
仕込み
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![]() 煮汁もしっかり冷ましたものを加えます。 煮汁を加えた後の固さは、普段食べている味噌と同じくらいの柔らかさにします。少ないと感じた場合は、煮汁を追加してください。煮汁を追加した場合、再度計算し直して不足分の塩も足してください。 |
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![]() 仕込む時に、味噌の中の空気を抜きながら入れるため、丸い玉状にして上から投げつけるように容器に入れていきます。 |
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![]() 雑菌やカビを抑えるため、別に用意したビニール袋に分量外の塩を入れ、容器に蓋の様に多い被せます。 |
![]() 重石は、出来上がる味噌の重さの1/4くらいの重石を乗せます。 |
![]() この状態で熟成させます。 5月と8月に各1回ずつ天地替えをしました。天地替えをする訳は、樽の中の上と下で熟成がムラにならないようにするためです。完成の目安は、仕込んでから10ヵ月後になります。 |
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完成
![]() 出来上がった味噌はこのパッケージに入れて使用しています。 |
この味噌は、2月中旬に仕込みまして、11月に完成したものです。夏場の暑い時期を越すことによって発酵熟成が進み、秋の気温が下がった時期に完成します。そのために、味噌の仕込みの時期は1月~2月に仕込む、寒仕込みが一番適しているそうです。