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細長いフランスパン(フィセル)


フィセル (ficalle)は、フランスパンの形を紐のように細くしたものです。今回は発酵種法で作ってみました。発酵種法は、あらかじめ冷蔵庫寝かせておいたシンプルな配合のパン生地(残し生地)を、通常のレシピに20~40%くらい加えて生地を作る製法です。

細長いフランスパン(フィセル)


材料 40cm 2本分

Baker'%
強力粉 70% 140g
薄力粉 30% 60g
ドライイースト 0.6% 1.2g
モルトパウダー 0.2% 0.4g
2% 4g
65%  130cc
発酵種 20% 40g

準強力粉で作る場合は100%=200g

【関連リンク】
フランスパンのレシピ



工程 パート・フェルメンテ法

発酵種 1~3日前
捏ね→発酵→低温熟成
本捏ね ホームベーカリー
15分
一次発酵 1回目 2.2倍
30℃ 90分~
一次発酵 1回目 2.6倍
30℃ 40分~
ベンチタイム
25分
成形
フランスパン型
最終発酵 スチーム
35℃ 40分
焼成
余熱 最高温度
250℃ 8分
200℃ 17分

フィセルの作り方

フィセルはバタールの分量で2本分作るだけなので、生地の作り方や発酵のさせ方など、パート・フェルメンテで作るフランスパンと全く同じです。違うところはクープを真ん中に1本入れたことだけです。前もって発酵種を作っておきます。今回は保存してから3日目の生地を使いました。
発酵種と本捏ねの材料を混ぜ合わせ、生地コースで15分くらい捏ねます。捏ね終わったら総量の375.6gの2.2倍と2.6倍になるように、それぞれ30℃で発酵させます。2回目の発酵が終わったら生地を2つに切り分け、丸くしてベンチタイムを25分間取ります。この間生地を乾燥させないように気を付けてください。
ベンチタイムが終わったらバタールと同じ様に細長く成形し、ウネの中に入れて35℃で40分くらい発酵させます。湿度を高くして発酵させたいので、スチーム機能や固く絞った布巾を被せたりしてください。発酵が終わったらオーブンを最高温度に設定して余熱開始します。スチーム機能がある場合は余熱時も使う様にしてください。
予熱が終わったら、生地をパンマットからクッキングシートに移し、クープを入れます。クープを入れたらすぐに余熱したオーブンに入れて250℃で8分、200℃で17分くらい焼きまます。焼き前にオーブンの庫内を高湿度にしたいので、霧吹きで水分を補充するか、もしくはスチーム余熱(東芝石釜オーブンならハイブリッド)機能を使ってください。

完成

フィセルの完成です。
中はこんな感じなりました。ストレート法よりももっちり感がありました。
ストレート法での作り方

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