卵の殻を使って作る、カリカリ梅の作り方です。梅の果肉に含まれるペクチンが卵の殻 (カルシウム)と反応して、あのカリカリとした食感になるそうです。
材料
青梅 |
500g |
塩 |
50g |
ホワイトリカー
(焼酎35度) |
大さじ1 |
卵の殻 |
1個分 |
【関連リンク】
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梅のレシピ
・
梅干しのレシピ
カリカリ梅の作り方
梅を漬ける前に、卵の準備をしておきます。生卵を割り、中身と殻に分けます。卵の殻の内側に張り付いている薄皮を取り、キレイに水で洗って、しっかり乾燥させておきます。指で殻の内側を擦るようにすると、ポロポロと取れます。今回は一晩外に出して乾燥させました。 |
乾燥した卵の殻は、砕いてお茶パックやガーゼなどに入れて包みます。お茶パックは破れないように、一応二重にしました。 |
たっぷりの水に2時間くらい浸けてアク抜きをしたら、ザルに空けて水気を切ります。青梅の窪みの部分にあるヘタを、傷付けないようにして竹串や爪楊枝などを使って取り除きます。 |
ヘタを取り除いたら、キッチンペーパーや布巾などで水気を拭き取ります。 |
水気を拭き取った青梅に、消毒と塩が付き易くなるように、ホワイトリカーまたは焼酎をふりかけます。梅全体にホワイトリカーもしくは焼酎が行き渡るように転がします。 |
塩を入れ、青梅が鮮やかな緑色になるように、軽く上から押しつけるようにして揉みます。揉み過ぎると梅にシワが入りやすくなるので注意してください。 |
3分くらい揉んだ状態です。綺麗な緑色になっています。 |
煮沸消毒した保存容器に半分の梅を入れ、その上にお茶パックに入れた卵の殻を乗せます。 |
残り半分の梅と、ボールに付いている塩を入れ、蓋をして冷蔵庫または冷暗所で漬けます。重石はしません。 |
梅酢を早く出させるために翌日から数回、上下逆になるように回転させます。1週間くらい経って、梅酢があがっていれば完成です。重石をしていないので、梅酢はあまりあがりませんでした。ビンを斜めにしていくらかある程度です。梅酢(白梅酢)とは、塩の持つ浸透と脱水の作用により、梅からでた水分と塩が混ざり合った液体のことです。 |
完成
カリカリ梅の完成です。 |
備考
歯ごたえの良いカリカリ梅にするためのポイント
- 緑色の濃い梅を選びます。梅は柔らかくなるにつれ、色が黄色くなるので、なるべく硬いものを選んでください。
- 買ってきたらすぐに漬けましょう。時間が経つほど硬さがなくなってきます。また、温かい場所に置いても柔らかくなりやすいです。
- 梅酢を早く上がらせるようにします。
- 必ず冷蔵庫で保管するようにしてください。
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