保存袋で作る赤紫蘇入りカリカリ梅
青梅を塩で下漬けし、赤紫蘇を加えて漬けるカリカリ梅の作り方です。保存袋を使うため少量でも作りやすく、冷蔵庫で約1か月漬けるだけで鮮やかな赤色のカリカリ梅に仕上がります。
カリカリ梅ならではの歯ごたえは、梅の果肉に含まれるペクチンと、塩に含まれるミネラル分が結び付くことで保たれます。そのため、できるだけ青く硬い梅を使い、収穫後なるべく早く漬けるのがポイントです。
赤紫蘇を加えることで、爽やかな香りと鮮やかな赤色が加わり、見た目も風味も豊かなカリカリ梅になります。お弁当やおにぎりの具にもおすすめです。
卵の殻やにがりを使ったカリカリ梅とは異なり、このレシピは赤紫蘇の風味と色合いを楽しむ作り方です。鮮やかな赤色に仕上がるため、見た目にも美しいカリカリ梅を作りたい方におすすめです。
カリカリ梅の材料(500g分)
| 青梅 | 500g |
| にがり入り粗塩 | 50g |
| ホワイトリカーまたは焼酎 | 大さじ1 |
| 赤紫蘇の葉 | 100g |
| 赤紫蘇用の塩 | 10g |
| 酢(もみ紫蘇用) | 100㏄ |
青梅は収穫後に熟して黄色くなると果肉がやわらかくなり、カリカリとした食感が残りにくくなります。できるだけ青く硬い状態の梅を使うのがおすすめです。
今回はにがり入りの粗塩を使用しました。にがりに含まれるミネラルが梅の食感を保つのに役立つため、卵の殻などを加えなくてもカリカリ梅を作ることができます。
酢はもみ紫蘇を作る際の発色補助として使用します。赤紫蘇の色素が鮮やかに発色しやすくなり、きれいな赤色のカリカリ梅に仕上がります。
青梅は収穫後も追熟が進むため、手に入れたら早めに漬けることでカリカリとした食感を残しやすくなります。
カリカリ梅の作り方
青梅を下漬けする
青梅はたっぷりの水に2時間ほど浸けてアク抜きをします。 |
アク抜きが終わったら、竹串や爪楊枝を使って青梅のくぼみに付いているヘタをやさしく取り除きます。 |
ヘタを取り除いたら、キッチンペーパーや布巾で青梅の表面に付いた水分をしっかり拭き取ります。 |
水気を拭き取った青梅に、ホワイトリカーまたは焼酎をふりかけます。殺菌しながら塩がなじみやすくなるため、全体に行き渡るよう転がします。 |
全体に焼酎が行き渡ったら粗塩を加え、上から軽く押しながら転がして塩をなじませます。揉み過ぎると果皮にシワが入りやすくなるため注意してください。 |
梅とボウルに残った塩を保存袋へ入れ、ストローなどを使って空気を抜きます。空気を抜くことで梅と塩が密着しやすくなり、重石を使わなくても効率よく下漬けできます。袋を二重にして冷蔵庫で2日ほど漬けます。 |
赤紫蘇を加えて仕上げる
もみ紫蘇を用意します。作り方はもみ紫蘇の作り方を参考にしてください。 |
2日後です。下漬けした梅から水分が出ています。この水分は白梅酢と呼ばれる梅の漬け汁です。袋を傾けて白梅酢を捨て、準備したもみ紫蘇を加えてよく混ぜます。再び空気を抜き、冷蔵庫で約1か月漬けます。 |
白梅酢を捨てる理由
カリカリ梅は食感を残すことを重視するため、下漬けで出た白梅酢は取り除いてから赤紫蘇を加えます。
白梅酢をそのまま残すと梅が液体に浸かった状態になり、時間の経過とともに果肉がやわらかくなりやすくなります。
また、余分な水分を減らすことで赤紫蘇の色素が梅に移りやすくなり、鮮やかな赤色に仕上がるのもメリットです。
赤紫蘇を加える理由
赤紫蘇を加えることで、カリカリ梅に鮮やかな赤色と爽やかな香りを付けることができます。
赤紫蘇特有の風味は梅の酸味とも相性が良く、見た目だけでなく味わいにも深みが加わります。
また、時間をかけて色素が梅へ移ることで、市販の赤いカリカリ梅のような鮮やかな仕上がりになります。
完成|カリカリ梅
約1か月後、赤紫蘇の色がしっかり移ったカリカリ梅の完成です。青梅特有のカリカリとした歯ごたえが残り、赤紫蘇の爽やかな香りとほどよい酸味が楽しめます。お弁当やおにぎりの具、お茶請けにもおすすめです。 |
赤紫蘇なしでも作れます。
赤紫蘇を加えなくてもカリカリ梅は作れます。その場合は梅本来の色合いを活かした白いカリカリ梅になり、さっぱりとした風味を楽しめます。赤紫蘇の香りが苦手な方や、少量だけ作りたい場合にもおすすめです。
保存袋で漬けるメリット
保存袋を使うと少量の梅でも手軽に漬けることができ、重い重石や大きな漬物容器を用意する必要がありません。
また、袋の中の空気を抜くことで梅全体に塩が均一になじみやすくなり、少ない塩でも効率よく下漬けできます。
冷蔵庫内でも場所を取らず、梅酢が上がる様子や色の変化を外側から確認しやすいのも保存袋ならではのメリットです。
カリカリ梅を美味しく作る3つのコツ
黄色くなった梅は使わない
カリカリ梅には、できるだけ青く硬い梅を使います。黄色く色付いた梅は熟成が進んで果肉がやわらかくなっているため、漬けてもカリカリとした食感が残りにくくなります。
水気をしっかり拭き取る
梅の表面に水分が残っていると、雑菌やカビが発生しやすくなります。アク抜きや洗浄後はキッチンペーパーなどで丁寧に水気を拭き取ってから漬けましょう。
傷のある梅は取り除く
傷んだ梅や傷のある梅を混ぜると、漬け込み中に果肉が崩れたり品質が落ちたりする原因になります。傷のない青く硬い梅だけを選ぶことで、きれいな仕上がりになりやすくなります。
保存期間の目安と保存のポイント
保存期間の目安
冷蔵保存で6か月〜1年程度が目安です。時間の経過とともに色や風味は変化しますが、美味しく食べられます。
必ず冷蔵庫で保存する
カリカリ梅は一般的な梅干しより塩分が低めのため、常温保存には向きません。保存中は冷蔵庫に入れておくと安心です。
漬け汁ごと保存する
梅が乾燥すると食感や風味が損なわれやすくなります。保存する際は漬け汁や紫蘇と一緒に保存すると品質を保ちやすくなります。
清潔な箸やトングを使う
取り出す際は水分や汚れの付いていない清潔な器具を使用します。雑菌の混入を防ぐことで保存性が高まります。
まとめ
保存袋を使ったカリカリ梅は、大きな漬物容器がなくても手軽に作れるのが魅力です。青梅のカリカリとした食感に、赤紫蘇の爽やかな香りと鮮やかな色合いが加わり、見た目にも美しく仕上がります。
少量から作りやすく、冷蔵庫で管理しやすいため、初めてカリカリ梅作りに挑戦する方にもおすすめです。旬の青梅が手に入ったら、ぜひ自家製のカリカリ梅作りを楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
黄色くなった梅でも作れますか?
作ることはできますが、果肉がやわらかくなりやすいため、カリカリとした食感は残りにくくなります。できるだけ青く硬い梅を使用してください。
カリカリにならず、やわらかくなってしまうのはなぜですか?
梅の熟度が進んでいたり、収穫から時間が経っていたりすると、果肉のペクチンが減少してやわらかくなりやすくなります。青く硬い梅を選び、購入後はできるだけ早く漬けることが大切です。
赤紫蘇なしでも作れますか?
赤紫蘇を使わなくても作れます。その場合は色付きませんが、青梅本来の風味を楽しめる白いカリカリ梅になります。
表面にシワが入るのはなぜですか?
塩を強く揉み込み過ぎたり、保存中に水分が抜け過ぎたりするとシワが入りやすくなります。下漬けの際はやさしく扱い、乾燥させないよう保存してください。
動画で見る|カリカリ梅の作り方
保存袋を使ったカリカリ梅の作り方を動画で紹介しています。青梅の下処理から下漬け、赤紫蘇を加える工程まで確認できます。写真だけでは分かりにくい作業の流れも確認できるので、初めて作る方はぜひ参考にしてください。
関連リンク
カリカリ梅作りや梅の保存食に役立つ記事をまとめています。卵の殻やにがり、酢を使ったカリカリ梅の作り方の違いや、梅干し・梅の保存食作りの参考にしてください。
- 卵の殻で作るカリカリ梅|卵殻カルシウムを利用して食感よく仕上げる方法
- にがりで作るカリカリ梅|にがりのミネラルを利用した定番の作り方
- 酢で作るカリカリ梅|酢を使ってさっぱりと仕上げるカリカリ梅
- もみ紫蘇の作り方|赤紫蘇の発色を良くする下処理と保存方法
- 梅干しの作り方・レシピ一覧|白梅干し・赤梅干し・調味梅干しなどを掲載
青梅はたっぷりの水に2時間ほど浸けてアク抜きをします。
アク抜きが終わったら、竹串や爪楊枝を使って青梅のくぼみに付いているヘタをやさしく取り除きます。
ヘタを取り除いたら、キッチンペーパーや布巾で青梅の表面に付いた水分をしっかり拭き取ります。
水気を拭き取った青梅に、ホワイトリカーまたは焼酎をふりかけます。殺菌しながら塩がなじみやすくなるため、全体に行き渡るよう転がします。
全体に焼酎が行き渡ったら粗塩を加え、上から軽く押しながら転がして塩をなじませます。揉み過ぎると果皮にシワが入りやすくなるため注意してください。
梅とボウルに残った塩を保存袋へ入れ、ストローなどを使って空気を抜きます。空気を抜くことで梅と塩が密着しやすくなり、重石を使わなくても効率よく下漬けできます。袋を二重にして冷蔵庫で2日ほど漬けます。
もみ紫蘇を用意します。作り方は
2日後です。下漬けした梅から水分が出ています。この水分は白梅酢と呼ばれる梅の漬け汁です。袋を傾けて白梅酢を捨て、準備したもみ紫蘇を加えてよく混ぜます。再び空気を抜き、冷蔵庫で約1か月漬けます。
約1か月後、赤紫蘇の色がしっかり移ったカリカリ梅の完成です。青梅特有のカリカリとした歯ごたえが残り、赤紫蘇の爽やかな香りとほどよい酸味が楽しめます。お弁当やおにぎりの具、お茶請けにもおすすめです。